3月9日(土)~5月12日(日) 企画展「資料保存の世界-未来へつなぐ文化財の裏側-」
会 期:2024年3月9日(土)~5月12日(日)
会 場:熊本博物館2階 特別展示室1・2
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌日火曜日)
観覧料:熊本博物館常設展入場料のみ
展示内容:
博物館では展示、資料収集、調査研究、教育普及という役割に合わせて、未来へ残していくための「保存」という役割もあわせ持っています。本企画展では、普段見ることのできない文化財保存の裏側と称して、科学分析や保存処理・修復の方法、文化財を食害する虫と食害された資料などを紹介し、身近な劣化要因と保存についてご紹介します。
第1章「文化財への科学的視点」
非破壊分析(CTや蛍光X線分析など)でわかった文化財の構造や材質を調査結果と一緒にご紹介します。
第2章「資料の保存処理・修復」
金属製品や出土木製品の保存処理の方法や、文書・絵画資料の修復に関する取り組みを展示資料とともにご紹介します。
第3章「文化財害虫と被害資料」
文化財害虫の標本と食べられてしまった資料を展示し、その種類と注意点などをご紹介します。
第4章「資料の保存環境と調査」
文化財に影響を与える温湿度や生物、ガス、光、災害等の劣化要因をベースに劣化してしまった資料や調査道具などを展示し、博物館での取り組みをご紹介します。
【関連イベント】
■ギャラリートーク(展示解説)
開催日時:3月16日(土)、4月6日(土) 14:00~(30分程度)
申込:不要、直接 特別展示室1 へ
参加費:熊本博物館常設展入場料のみ
解説:当館学芸員
■ギャラリートーク(展示解説)
「上代町遺跡群出土木製品の保存処理について」
開催日時:4月14日(日) 10:00~11:00 (60分程度)
内容:上代町遺跡群から出土した木製品を保存していくにあたって、どのように保存処理し、保管しているのかをご紹介いただきます。出土木製品が展示されるまでの裏側に注目していきます。
申込:不要、直接 講堂 へ
参加費:熊本博物館常設展入場料のみ
解説:熊本市文化財課 芥川太朗氏
■バックヤードツアー
開催日時:①3月23日(土)、②4月20日(土)、③5月4日(土)
一般向けコース:90分程度 (各回10:00~11:30)
小中学生向けコース:60分程度 (各回:14:00~15:00)
場所:熊本博物館 講堂(その後、展示室の裏や収蔵庫へ移動します)
定員:各回10名
申込:事前申込制(イベント名・住所・氏名・年齢・電話番号・開催日時と開催時間帯を明記し、当館HPイベント申込フォームまたは往復はがきにて受付)
参加費:熊本博物館常設展入場料のみ
※締め切り ①・・・3月15日(金) ②・・・4月12日(金) ③・・・4月26日(金)
■和本を作ってみよう!
開催日時:3月30日(土) 10:00~12:00
内容:紙と糸を使って、四ツ目綴じの和本を作ってみましょう!
場所:熊本博物館 実験・工作室
定員:10名
申込:事前申込制(イベント名・住所・氏名・年齢・電話番号を明記し、当館HPイベント申込フォームまたは往復はがきにて受付)
参加費:熊本博物館常設展入場料のみ
※3月22日(金)締め切り
■顔料を使って絵をかいてみよう!
開催日時:4月28日(日) 10:00~12:00
内容:岩絵の具と膠を使って絵を描いてみましょう!
場所:熊本博物館 実験・工作室
定員:10名
申込:事前申込制(イベント名・住所・氏名・年齢・電話番号を明記し、当館HPイベント申込フォームまたは往復はがきにて受付)
参加費:熊本博物館常設展入場料のみ
※4月20日(土)締め切り
■講演会「身近に潜む文化財害虫 - お宝を食べてしまう虫について」
解説者:九州国立博物館 木川りか氏
内容:本講演会では、文化財を食べてしまう身近な虫たちや被害にあった文化財についてご紹介いただきます。どんな虫がどんな材質の物を食べてしまうのかを知っておくと、ご家庭でお宝を管理していく上でも予防的な保存が可能となります。これまで守られてきた文化財をこれからも守っていくためにも、広く市民の皆様に知っていただければ幸いに存じます。
日時:3月17日(日)14:30~15:30
会場:熊本博物館プラネタリウム
定員:150名
申込:事前申込制(イベント名・住所・氏名・年齢・電話番号を明記し、当館HPイベント申込フォームまたは往復はがきにて受付)
参加費:熊本博物館常設展入場料のみ
※申し込みはまだ受け付けています。
当日受付もございますので、奮ってご参加ください。