熊本市立熊本博物館

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熊本博物館リニューアルのあゆみ(第二回)

第二回 熊本博物館、建築工事開始!

 

このページではリニューアル工事中の熊本博物館の”今”についてお伝えします。

 

ついに建築工事が始まった熊本博物館。前回の博物館の引越に続き、今回は現在進行中の建築工事についてご紹介いたします。 

 熊本博物館が現在の場所(熊本城三の丸)にオープンしたのは1978年。世界的に有名な建築家、黒川紀章氏設計によるモダンなデザインの博物館として誕生しました。それから40年近くも市民の皆様に親しんでいただきましたが、長い年月の中で施設の老朽化が進み、展示や収蔵など、博物館としての機能にも支障が出るようになりました。 

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一部開館中に行われていた (旧)理工展示室跡の発掘調査。

 

 そこで今回のリニューアルでは、現博物館の外観デザインは残しつつ、部分的に増床工事を行って展示・収蔵面積を拡大するなど、博物館としての機能を充実させるための建築工事を行います。その後、展示改修工事にて新たな展示を作り込んでいく工程で工事を進めています。 

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常設展示室に入ってすぐの場所に あった(旧)地質展示室の様子。

 

 引越が済み、空になった博物館で最初に始まったのは、建物内部の解体工事です。展示用に備え付けてあった柵や壁、天井、エレベーターなど、古くなった部分を取り壊していきます。見慣れた博物館の風景がみるみる姿を変えていく様は、工事内容を知っている博物館職員の目から見ても驚くばかりです。 

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内装の壁を撤去した様子。 広々とした空間が拡がる。


 また、熊本博物館は国の特別史跡「熊本城跡」の中にあるため、これらの工事は通常の工事よりも慎重に行わなければなりません。事前に確認調査や工事予定箇所の発掘調査を行い、大切な史跡に影響を与えないよう、施工業者の方々と日々細かな打ち合わせをしながら工事を進めています。

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