熊本市立熊本博物館

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「地質の日」企画web版:生命の発展と危機
 
だい2もん せいめいのたんじょう 40おく~25おく年前
シアノバクテリアからのもんだい
 
シアノバクテリア.png
 
ぼくたちシアノバクテリアがあらわれたことで
いきものにとってちきゅうがとってもすみやすくなっていったよ。
さて、どんなことをしたでしょう?

 

 
② 光合成(こうごうせい)して、さんそをうみだした
 

 

◎せいかい

 

このころの地球(ちきゅう)についての解説(かいせつ)

地球最古の堆積岩と生命の痕跡

現在知られる最も古い堆積岩(たいせきがん)は、カナダ北部のラブラドル地域に分布し、その時代は約39.5億年前になります。この堆積岩は、変成作用を受け現在では変成岩になっていますが、もともとは泥質岩、礫岩(れきがん)、あるいは炭酸塩岩(たんさんえんがん)として堆積したもので、堆積構造なども見られます。このことは、既にこの頃には地球表面に水が存在し、海洋が広がっていたことを示すものと考えられています。またこの岩石の中には、炭素同位体比(たんそどういたいひ)の分析から生命活動に由来する炭素質の微粒子(グラファイト)が含まれていることが明らかになり、地球最古の生命の痕跡とされています。

ストロマトライトと縞状鉄鉱層(しまじょうてっこうそう)

約26億年前(地球の誕生から約20億年後)、初めて光合成を行う生物“シアノバクテリア”があらわれました。シアノバクテリアは、海水中の二酸化炭素を使って自ら栄養(有機物)を作り、酸素を海水へともたらしました。これにより、海水中には次第に酸素が増えていきました。そして約20億年前になると、海水中の酸素の濃度が高くなりました。その結果、海水に溶けていた鉄の成分が酸化され沈殿(ちんでん)するようになりました。このとき大量に沈殿した鉄の成分は現在、皆さんが使っている鉄製品の原料となっています。