熊本市立熊本博物館

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「地質の日」企画web版:生命の発展と危機
だい3もん せいめいさいしょの大ピンチ 7おく~6おく年前
ディッキンソニアからのもんだい
 
ディッキンソニア.png
 
ぼくたちはさいしょにあらわれた大きな生きもので
「エディアカラせいぶつぐん」ってよばれているよ!
ぼくたちがあらわれるちょくぜんに
ちきゅうはとってもたいへんなことになったんだけど
どんなことがおきたでしょう?

 

 
① ちきゅう全体がカチコチに凍ってしまった!
 

 

◎せいかい

 

このころの地球(ちきゅう)についての解説(かいせつ)

全地球凍結

約7億2000万年~6億3500万年前に生じたスターチアン氷河時代やマリノアン氷河時代などの超寒冷期(ちょうかんれいき)の出来事で、スノーボールアースとも呼ばれています。当時の低緯度地域(ていいどいき)にあった大陸やその周辺海域でも氷河堆積物(ひょうがたいせきぶつ)が報告されたり、寒冷化の証拠が見つかったため、赤道域を含む地球全体が氷河や海氷で覆われていた可能性があることが指摘されています。

エディアカラ生物群

マリノアン氷河時代後に多細胞生物(たさいぼうせいぶつ)の化石記録が増える事や5億8千数百万年前に生じたガスキアース氷河時代後に骨格や外骨格をもたない大型の生物が地球上に現れました。これらの大型生物は、エディアカラ生物群と呼ばれています。エディアカラ生物群には、現在の動物の祖先にあたる種類も含まれていますが、その多くはどのような生き物なのか分かっていません。