2020年夏休みミニ企画展「ひらいて、見よう!いろんな巻物」
巻物は日本において飛鳥・奈良時代から製作されてきた資料形態の一つで、巻子・巻子本とも呼ばれます。
なかでも物語、説話、年中行事などを描いた巻物類は「絵巻物」と呼ばれ、中世(鎌倉時代)に一つのピークを迎えました。
江戸時代以降、冊子形態の普及にともなって絵巻物は衰退しますが、横長の画面構成を活用した巻物は製作され続けました。
今回のミニ企画展では、その長さ、大きさゆえに普段ごく一部しか展示することのできない巻物資料を、大きく開いて展示します。
巻物の長大な画面を通じて味わうことのできるさまざまな趣向を、ぜひお楽しみください。
会期:令和2年(2020年)7月23日(木・祝)〜8月30日(日)
会場:熊本博物館2階 特別展示室1
主催:熊本博物館
観覧料:無料(熊本博物館常設展示観覧料のみでご覧いただけます)