ぞうがんからくさしっぽうらいもんこうごう 資料名 象嵌唐草七宝雷文香合
品質・形状 底のみ無釉。手取りは軽い。 点数 1口 時代 江戸時代後期(19世紀)
熊本市西部に位置する金峰山。その南麓の松尾では、江戸時代の一時期、「松尾焼」が生産されました。安永5年(1776)に八代焼・中上野家の丹次という人が新たに窯を開いた松尾焼は、藩の御用窯となりました。香合は、練香(お香の原料を練り固めたもの)を入れる手のひらサイズの容器。本作は、やや暗めの胎土に八代焼に通じる白土象嵌が細かに施され、小さいながら存在感のある一品です。(資料ID:59061) |