「地質の日」企画WEB版:生物の発展と危機

 

君たち! こんにちは!!

 新型コロナウィルスが広がらないように、学校が休みになって、旅行やおおぜいの人が集まるところには行かないようになど、君たちはなるだけお家でいるように、と言われて、“おもしろくないなあ!!”と思っているだろうーね?!

 私たちは毎年5月の「地質の日」(5月10日)に、『身近に知る「くまもとの大地」』というイベントを行っているグループなんだけど、君たちに地球のことを話題にして元気になってもらいたいと思っています。例えば“恐竜にはどんな仲間がいたのだろう?”や“地球はどのようにして「水の惑星」になったのかな?”などの疑問をとくヒントが書かれていると思うよ。中には君たちへクイズが出されたり、こんなものを作ってみよう!などのやってみたくなることもあるからね!!

君たちが、リンクされている私たちのグループのWEBを廻って、楽しんでもらえるとうれしいな。新型コロナウィルスに君たちはきっと勝つにちがいない! そのためにやるべきことをしっかり守り、しかも元気に学び、遊ぶことができるように!   

     

                                              「地質の日」くまもと実行委員会

                        

(解説)公益財団法人 肥後の水とみどりの愛護基金

 

Ⅲ.地球(ちきゅう)には(みず)があること

1.(みず)があるのはあたりまえ?

わたしたちは、毎日(まいにち)()んだり、お風呂(ふろ)に入れたりして「(みず)」をあたりまえに使(つか)っているけど、宇宙(うちゅう)でみると地球(ちきゅう)のように「(みず)」が「(みず)のまま」(液体(えきたい))でいられることは「奇跡的(きせきてき)」なことなんだ。

地球(ちきゅう)には(ふた)つの奇跡(きせき)があるといわれていて、(ひと)つめが、(いま)(はな)した「(みず)」があること、(ふた)つめは「生き物(いきもの)がいること」なんだ。動物(どうぶつ)()草花(くさばな)もかたまりのように()えるけど、そのほとんどが(みず)でできているんだよ。(ひと)は60%、トマトは90%、りんごは85%、(さかな)は75%が「(みず)でできている」んだ。

 

2.地球(ちきゅう)は「(みず)惑星(わくせい)

地球(ちきゅう)は「(みず)惑星(わくせい)」といわれているけど、97.5%が海水(かいすい)で、(のこ)りの2.5%が人間(にんげん)動物(どうぶつ)()める淡水(たんすい)真水(まみず))です。ところが、そのうち7(わり)北極(ほっきょく)南極(なんきょく)(こおり)氷河(ひょうが))になっているので、生活(せいかつ)使(つか)える(みず)は1%以下(いか)しかないんだ。地球上(ちきゅうじょう)(みず)全部(ぜんぶ)をお風呂(ふろ)にためたお()にたとえたら、()める淡水(たんすい)真水(まみず))は、スプーン一杯(いっぱい)くらいしかないんだよ。

 

水の量地球上の.png

地球上(ちきゅうじょう)(みず)(りょう)出展(しゅってん):(公社(こうしゃ)全国(ぜんこく)上下(じょうげ)水道(すいどう)コンサルタント協会(きょうかい)

 

 

 

 

 

3.(みず)使(つか)ってもなくならないの?

 

  (みず)は、(かたち)()えながら地球(ちきゅう)をめぐる(たび)繰り返(くりかえ)しているよ。(うみ)などから太陽(たいよう)エネルギーを吸収(きゅうしゅう)して蒸発(じょうはつ)し、大気中(たいきちゅう)(くも)となり、(あめ)(ゆき)になって地下水(ちかすい)になったり、(かわ)(なが)れて(うみ)にそそいだり、蒸発(じょうはつ)したりして地球(ちきゅう)をめぐるんだ。このような(みず)(たび)のことを『(みず)循環(じゅんかん)』というんだ。

 これをおわりなく何回(なんかい)繰り返(くりかえ)しているから、使(つか)える(みず)がなくならないんだね!

水の循環イメージ図.jpg

(みず)循環(じゅんかん)イメージ()出展(しゅってん)政府(せいふ)広報(こうほう)オンライン

 

4.熊本県(くまもとけん)は『(みず)(くに)

   わたしたちが()んでいる熊本県(くまもとけん)は、地下水(ちかすい)豊富(ほうふ)なことから『(みず)(くに)』と()ばれているんだ。生活(せいかつ)用水(ようすい)(やく)(わり)全国(ぜんこく)平均(へいきん)(やく)(わり))、工業(こうぎょう)用水(ようすい)(やく)(わり)全国(ぜんこく)平均(へいきん)(やく)(わり))を地下水(ちかすい)でまかなっているよ。

  (なか)でも熊本市(くまもとし)(まわ)りに()んでいる地域(ちいき)熊本市(くまもとし)をふくむ11()町村(ちょうそん)(やく)100万人(まんにん)(ひと)たちは、水道(すいどう)(すい)をほぼ100%地下水(ちかすい)でまかなわれているんだ。世界(せかい)でも(めずら)しい「地下水(ちかすい)都市(とし)」の(ゆた)かできれいな地下水(ちかすい)は、世界(せかい)にほこれる熊本(くまもと)(たから)だね。

 

5.熊本(くまもと)地下水(ちかすい)はどこからくるの?

  (うみ)などから蒸発(じょうはつ)した水蒸気(すいじょうき)(くも)となって(あめ)(ゆき)()らせるけど、阿蘇(あそ)にふる(あめ)全国(ぜんこく)平均(へいきん)の2(ばい)もあるんだ。地面(じめん)()()んだ(あめ)地下水(ちかすい)となって、(みず)をためやすく、(みず)をとおしやすいすきまや割れ目(われめ)多い(おおい)(いわ)(あいだ)をゆっくりとおり、(やく)20(ねん)をかけて江津(えづ)()など地上(ちじょう)にわきだすんだ。

  この地層(ちそう)自然(しぜん)のフィルターとなって、(あめ)をろ()することで、ミネラルがバランスよくとけこんだおいしい(みず)になるんだよ。

  大昔(おおむかし)にあった4(かい)阿蘇(あそ)大噴火(だいふんか)積み重(つみかさ)なってできた地層(ちそう)と、加藤(かとう)(きよ)(まさ)(こう)(いま)から400年前(ねんまえ)熊本(くまもと)のお殿様(とのさま))による大規模(だいきぼ)()んぼづくりや(かわ)(なが)れの工夫(くふう)土木(どぼく)工事(こうじ))によって、めずらしい熊本(くまもと)地下水(ちかすい)循環(じゅんかん)仕組(しく)みができたんだよ!

熊本地域の地質イメージ図.jpg

熊本(くまもと)地域(ちいき)地質(ちしつ)イメージ()出展(しゅってん):くまもと地下水(ちかすい)財団(ざいだん)

 

6.熊本(くまもと)地下水(ちかすい)大丈夫(だいじょうぶ)

  豊富(ほうふ)だった熊本(くまもと)地下(ちか)水量(すいりょう)が、だんだん()ってきているよ。(なつ)(こめ)(つく)らなくなった()んぼ、(ふゆ)米作(こめづく)りが()わったあとの()んぼに(かわ)(みず)をためたりすることで、地下水(ちかすい)()えるように頑張(がんば)っているよ。

  水質(すいしつ)も、化学(かがく)肥料(ひりょう)などを使(つか)いすぎると、(ひと)健康(けんこう)環境(かんきょう)に良くない硝酸性(しょうさんせい)窒素(ちっそ)(りょう)(おお)くなってしまうのが心配(しんぱい)だね。一度(いちど)(よご)れてしまうと(もと)(もど)すのに(なが)時間(じかん)とお(かね)必要(ひつよう)になるからね。

 

7.わたしたちにできること

その1  

熊本市(くまもとし)は『節水(せっすい)210リットル運動(うんどう)』をおこなっているよ。一人(ひとり)一日(いちにち)使(つか)(みず)(りょう)令和(れいわ)6年度までに210リットルまで()らそう!という運動(うんどう)なんだ。洗面所(せんめんじょ)などで、(みず)(なが)しっぱなしにしないことが大事(だいじ)だね。洗面器(せんめんき)(かお)(あら)うと6リットル、コップの(みず)歯磨(はみが)きすると10リットル節水(せっすい)できるよ。

節水の心がけ.jpg

節水(せっすい)(こころ)がけ~出展(しゅってん)熊本市(くまもとし)環境局(かんきょうきょく)(みず)保全課(ほぜんか)

その2

SDGs.png 

学校(がっこう)SDGs(エスディージーズ)について勉強(べんきょう)したお友達(ともだち)はいるかな?17()ある国連(こくれん)目標(もくひょう)の6(ばん)が『安全(あんぜん)(みず)とトイレを世界中(せかいじゅう)に』だよ。わたしたちが(こころ)がけたいことは(なん)といっても(みず)(よご)さない』こと。大切(たいせつ)(みず)(よご)さないように、わたしたちができることをまとめたので参考(さんこう)にしてね。これからもずっときれいで豊富(ほうふ)(みず)使(つか)えるようにみんなで頑張(がんば)ろうね!

 

水を守るためにできること.png

(みず)(まも)るためにできること~出展(しゅってん):(公社(こうしゃ)日本(にほん)下水道(げすいどう)協会(きょうかい)

 

8.ホームページはこちら

  熊本(くまもと)地下水(ちかすい)のことについて、もっと()りたいお友達(ともだち)は、このホームページに(あそ)びに()てね。()っています!

      https://mizutomidori.jp/

 

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地球はどのように発展してきたか・・・熊本博物館・熊本大学

 

生命はどのように進化してきたか・・・熊本県博物館ネットワークセンター

 

恐竜はどのように発展してきたか・・・御船町恐竜博物館

 

恐竜時代から哺乳類の時代へ  ・・・御所浦白亜紀資料館

 

地球上で起こった異変について ・・・阿蘇火山博物館

 

自然災害に立ち向かう    ・・・熊本県地質調査業協会